秋田県の県南地域の仏式葬儀について、一般的な手順をご説明いたします。
なお、宗門宗派や地区のしきたり風習によって違いがございます。
ご不明な点等がございましたら、お気軽にお問合せください。
 
 
 


1.ご臨終・搬送        

 ・医師による死亡確認の後、「 死亡診断書 」をいただきます
  ※ご自宅で亡くなった場合は、主治医 または 119番 へ連絡します
   死亡確認を受けて死亡診断書をいただきます            

  注:死亡診断書は各種手続きで必要になりますので何部かコピーを
    取っておくと良いでしょう

 ・病院や施設で亡くなった場合、ご遺体搬送の手配をします                                      

  メモリアルホールキコー 0120-73-5181
                                          
( 24時間受付 )


2.ご遺体の安置・連絡       

 ・ご安置する部屋を片付けてお布団の準備をします
  ご遺体は北枕(頭を北・足を南に、住宅事情によっては頭を西、足を東)にご安置します
  ※家族ホール へ ご安置の場合、お布団の準備はいりません

 ・当社にて「 枕飾り 」の準備をさせて頂きます

 ・お寺様へ連絡し「 枕経 」のお願いをします
  ※深夜にお亡くなりになった場合、お寺様へのご連絡は翌日に行う場合がございます
   その際は、枕経も翌日になります

 ・神棚の戸を閉めて白紙( 白い半紙 )を貼ります

 ・仏壇の扉を閉めます
  ※宗派によって仏壇の扉を閉めない場合もあります

 ・親戚、知人への連絡は、特別な方を除いて葬儀日程が決まってからにします


3.枕経・お打合せ     

 ・枕経を行って頂き、お寺様を交えて葬儀の日程と葬儀式場を決めます
  ※ 日程は、お寺様・火葬場の空き状況・ご遺族様のご都合を考慮して決定します

   その中でも、
    
 1、お寺様の都合
     2、火葬場の空き状況 が日程を決定するうえで重要になります
          ⇩   

お寺様の都合を確認の上で火葬時間の予約が取れるとご葬儀の日程が順番に決まってきます  

 ・市役所、役場に「 死亡届 」を行い「 火葬許可証 」交付してもらいます
      
※ 死亡診断書・印鑑・お金 が必要です

 ・葬儀日程が決定したら、親戚・友人・隣近所・勤務先などへ 連絡します
  「 お使い 」「 お知らせ 」の配布
    お 使 い   → 三十五日法要へご参列いただく方へ
    お知らせ  → 隣近所などの町内の方へ
  ※ ご葬儀の打合せがあるので喪主様以外の方が配布します
    遠方の方へは電話で連絡し、FAX で内容を送ってもよいでしょう

 お打合せ (葬儀内容を決めていきます)
  菩提寺様との打合せ
   お寺様の人数・戒名(法名、法号)の相談( 御布施など、必要事項について)

  葬儀社との打合せ
   祭壇・葬具・遺影写真・返礼品・お料理・引出物・席次表など必要事項について

 

4.納 棺           

 ・故人様を棺に納める儀式になります

  ※ 県南地方では、ご遺族・ご親族様などの身近な方々で行う儀式となります
    故人の愛用品を一緒に納めますが、金属類・不燃物は入れられません
                       (眼鏡・時計など)


5. 出 棺    

 ・最後のお別れとして故人のお顔周りに「お別れの花」を飾り、最後の対面をします
 ・霊柩車を先頭にして火葬場へと向かいます



6. 火 葬                 

 ・火葬する前に、遺族・親族・ご会葬者の順に焼香を行います

 ・決められた時間に火葬が行われます
  ※ 火葬の間、線香や水の交換を交代で行っていただきます

 ・火葬場係員の指示に従い、収骨を行います
  火葬許可証の返却があります( 埋葬許可証となりますので大切に保管してください )


7.葬 儀・告別式         

 ・会場で受付を設け、ご会葬者の方々に記帳して頂きます
  ※ ご香典など頂いた場合の返礼品(即日返し)を準備しておきます

 ・開式前に喪主様に会場の確認をして頂き、式進行のご説明をいたします


8.三十五日法要
   取り越し三十五日法要とも呼ばれ(前倒しで行われる法要)地域により呼び名が違います

 ・遺族、親族、故人の関係者の方々にご参列いただきます
   ( おとき ) ( なおらい ) 
  ※  御 斎  ・  直  会 と呼ばれる「 ご会食 」にご参列いただく方々になります


9.御斎( おとき )・直会( なおらい )      

 ・三十五日法要にご参列いただいた方々の労をねぎらう宴席をご用意します

       
10.ふだらく       

 ・自宅で 御詠歌( ごえいか )を皆で唱えます
  ※ 故人への追善供養として故人に成り代わり各霊場を御詠歌を唱え参拝する
    意味合いがあります
    行わない宗派もございます( 地域的風習となります )


11.初七日( 一・七日 )    

 ・亡くなられてから7日目を初七日( しょなのか )と呼び
  葬儀後、初めての法要になります( この後、7日毎に法要を行います )


12.仏送り・納骨・忌明け

 ・菩提寺様と相談して仏送りの日時を決めます
  ※ 基本的に7日毎の法要日で行い、二・七日(14日目)、三・七日(21日目)で
    行う事が多いです
    この仏送りで納骨をし、自宅に飾っている祭壇を片付けます

 ・お墓に納骨します
  ※ 場所により埋葬許可証を提出する必要がございます
   ( 火葬場で返却された 火葬許可証 埋葬許可証 です )
  ※お墓の準備が間に合わない場合や季節的に納骨が難しい状況の時は
   菩提寺様にお骨をお預かりし、後日、納骨をする場合がございます

 ・仏送りをもって、故人の冥福を祈り喪に服す期間を終える「 忌明け 」となります
  本来は、故人の魂が旅立つ日の「 四十九日 」が忌明け日となりますが
  仏送りの際に49日の法要も兼ね、一区切りとすることが多いです